海外旅行に慣れていない方はもちろん、旅慣れている方も、初めてベトナムに訪れるのであれば、現地事情を踏まえた持ち物を日本にいるうちから準備しておきたいところです。所持品の中にはベトナムでは手に入らないものもあるので、日用品のすべてを現地で調達しようと思っていると困ったことになりかねません。そこで、ここではベトナム旅行で必須、及び持っていくと便利な持ち物を一挙ご紹介します。
ベトナム旅行・飛行機機内の必需品と便利品
ベトナムはもちろん、海外旅行ならではの必需品というものがあります。「これがなければ、そもそも旅行ができない」というものもあるでしょう。また、空港内及び飛行機機内で活躍する便利品も知っていると旅が快適になります。便利品はすべてを揃える必要はないので、自分で持ち物リストを作り、取捨選択をしましょう。
ベトナム旅行の必需品
・パスポート
海外旅行において、唯一の身分証明書。ベトナムでは日本の健康保険証も免許証も身分を証明することにはなりません。そもそもこれがなければ日本から出国することすらできません。
・現金
ホテルや航空券の代金は支払い済みでも、現地で使う移動費、食費、観光費用などが必要となります。カードや電子マネーが使えないお店もあるので、緊急用も含めて少し多めに持っていくといいでしょう。
・海外旅行保険
加入の義務はありませんが、やはりこちらも必須と言えます。2~3日の短期旅行の場合は加入しない方も多いですが、病気や事故は滞在時間に関係なく起こるときがあります。海外旅行保険に加入すればキャッシュレスで国際病院を利用できるので、備えあれば患いなしです。
空港・機内の便利品
・カーディガン
機内ではブランケットを貸してくれるのでいいのですが、空港ではカーディガンがあると、寒さ対策で便利。空港によっては冷房が効きすぎて、非常に寒く感じる場合があります。ベトナムは常夏でも中継地点は真冬、という場合もあるので、トランジットで何時間も待つ場合はカーディガン含む長袖を持参するといいでしょう。
・耳栓
飛行機機内で活躍するアイテム。座席近くに豪快ないびきをかいて寝ている人がいても、これでかなり外部の音を遮断することができます。また、飛行機の気圧によって耳栓が変形するタイプもあり、こちらは耳が痛くなるのを防ぐことができます。何度も使えるものと使い捨てのものがあります。
・スマホ&タブレット端末
空港の待ち時間や機内で大活躍してくれるアイテム。飛行機によっては座席前面に液晶がない場合もあるので、その際もスマホやタブレットで予めダウンロードしておいた音楽や映画を鑑賞することができます。
ベトナム現地であると便利な持ち物
ここ数年ベトナムの都市圏は、著しい成長を見せて発展している様子がうかがえます。コンビニやショッピングセンター、大型スーパーマーケットが市場や個人商店にとって代わり、富裕層向けに輸入雑貨を扱う店も多くなってきました。大抵のものは現地で調達することができますが、「これは日本から持ってきた方がいい」という持ち物もあるので紹介します。
旅のお供に。現地であると便利なアイテムを紹介
・クレジットカード
大金をベトナムに持っていくのはいささか不安があります。現金とカード両方をバランスよく使うのが海外現地での賢い支払い方法。カードによっては海外ショッピングポイントがつくところもあるので一石二鳥。ただし、引き落としの際、為替(海外)手数料が発生するのでご注意を。
・携帯ウォシュレット
ベトナム含む東南アジアはトイレの衛生状況に不安がある場所もあり、トイレットペーパーがないところも多いです。携帯ウォシュレットはボタンを押すだけで噴水口から水が噴き上げます。品質のいいものは水圧も十分なので、使い勝手はいいです。
・かゆみ止め
雨上がりはとりわけ蚊が多く発生し、ホテルの客室内にも入ってくることがあります。ベトナムは虫よけスプレーは売っていますが、蚊に刺されたあとのかゆみを止める塗り薬は売っていません。現在小さい携帯用のものも出ているので、ぜひ荷物に加えてください。
・ベトナム単語冊子
観光客の行くような都市圏では多くの人が英語を話せるので、それほど言葉に困ることはありません。しかし、少しでも現地語を話せることができれば、より旅は楽しくなること間違いありません。また、病院にかかるときなどの緊急事態でも活躍します。買い物編、レストラン編、病院編などとカテゴリー別になっている本がおすすめです。
・小型バッグ
折りたたみできるトートバッグや小型のメッセンジャーバッグ、ポシェットなども外出時に便利です。現金とカード、パスポートのコピーといった必要最低限のもが入るような、持ち歩きやすいものを持っておくと便利です。
地域別ベトナム旅行の衣類、便利な持ち物を紹介!
日本でも北海道と沖縄では着ていく服装に違いがあるように、縦に長い国土を持つベトナムも、地域によって準備する衣類は変わっていきます。ここでは、ベトナム三大都市と呼ばれる北部ハノイ、中部ダナン・フエ、南部ホーチミンの3つの地域に分けて、衣類や服飾品の違いを見ていきましょう。
北部ハノイの衣類、服飾品
北部ハノイは11月頃から2月末までは気温が低いため、その頃に行く方はジャンパーやコートを持っていくといいでしょう。特にハロン湾やニンビン省、サパといった高原エリア、山岳エリアに行く予定の方は、日本の冬の格好で行ってもいいくらいです。また、市内観光に重きを置く旅行者であっても、朝晩は冷え込むので、日本の秋の格好がおすすめ。一方で3月から10月までの旅行者は夏服でかまいませんが、それでも夜は気温が低くなるので、念のため長袖を一枚持っていくのがおすすめです。
中部ダナン・フエの衣類、服飾品
ダナン・フエ・ホイアンの3都市は同じ中部にあるため、服装は共通しています。10月、11月は雨季でなおかつ台風のシーズンでもあるため、折りたたみ傘と雨合羽両方持っていくといいでしょう。また、4月から10月くらいまでは海水浴が可能ですが、紫外線は日本よりも強いため、UVカットの帽子やサングラス、日焼け止めクリームは必須です。11月から3月くらいまでは朝晩や雨の日は肌寒いため、長袖を持っていくといいでしょう。ハノイのようなぶ厚い防寒具は必要ありません。
南部ホーチミンの衣類、服飾品
ベトナムの中でも熱帯サバナ気候に属するホーチミンは典型的な東南アジアの気候です。1年を通して夏服でかまいませんが、ホテルやレストラン・バーは冷房が効きすぎているところもあるので、長袖を一枚持っていくと便利です。ホーチミンでは都市部でも蚊を媒介にしたデング熱が流行っているので、虫よけスプレーは必須。また、メコンツアーなど1日田舎エリアに行く場合は、お腹を壊したときのために腹痛止めや下痢止めを持っていくのもおすすめ。ポケットティッシュも多めに用意しましょう。
持ち物リストを作って旅行品の整理を
ベトナム旅行が決まったら、まずは自分で持ち物リストを作成したのち、旅行品の準備をするといいでしょう。すべてを持っていくのではなく、日本から用意するものと、現地で買うものとに分けることをおすすめします。旅行品だけでスーツケースをいっぱいにならないようにしましょう。
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